HOME | 環境保全活動

環境保全活動

九州情報大学多目的グラウンド横の小川にてゲンジボタルの幼虫を放流。

宝満山から流れ出る美しい水を守る

星が美しく輝くには、大学周辺の環境保全対策も考えなくてはならない。星が見られる=自然環境が保たれているこそなんです。
2020年8月7日内山地区や九州情報大学そば、宝満川支流の小川で行われたゲンジボタルの幼虫放流の様子を公開!
 

2020年8月7日九州情報大学のそばにある宝満川の支流にて、だざいふ星空研究会、太宰府市環境保全課、太宰府市内山地区住民の皆様とゲンジボタルの幼虫を放流しました。今回は300匹で、大学横の小川の澄んだ水のなかにゆっくりと流しました。翌年2021年5月中旬から6月上旬まで、孵化したゲンジボタル成虫を確認、観察することができました。2021年度の放流も期待しています。

2022年度ホタル定点調査報告

九州情報大学敷地横の小川、3地点の定点観測(2022年度から1定点追加しました)
観測期間:2022年5月23日㈪~6月5日㈰の二週間

九州情報大学の敷地横の小川の定点観測を行っています。
本年度から1点定点を増やして3定点で観測を行いました。
ただし、環境保全の観点から、小川に入らず、声も出さず(基本マスク使用)懐中電灯等の光を出さないように配慮して観測を行ないました。

2022年度の調査を含めて、九州情報大学周辺地区のホタル出現状況について(特徴)

  • 調査期間前半は、下流地域の出現数が多く、毎年徐々にではあるが、順調に増えている。後半は、上流域の出現数が多くなり、6月1日、2日は、例年以上の出現数が確認された。
  • ホタルの観測のために、小川両岸の草取りなどが充実していた。これは地元住民の皆さんや太宰府市の管理のおかげだと思われる。しかし上流域のホタル観測を見ていると片岸の草をとりすぎていたせいか、片岸に偏って出現していたのが気になった。あくまで仮定だが、それが最初、下流域に多く出現していた原因にもなったかもしれない。
  • 九州情報大学周辺地区のホタル出現の特徴ですが(特徴)
    • 雨上がりの出現が多いと一般的に言われているが、逆に前日よりもかなり少なくなっている。
      風かあるていどしっかり吹いている日とくもりの日はホタルの舞う姿が多く見られる。
      周辺の森や草むらからある一定の時間になると小川に寄ってくる傾向。
      ピーク時の3,4日間は小川周辺の広い地域に出現が拡大。
  • 九州情報大学周辺地区のホタル出現環境保全への提言
    • 下流域の車の通行が多く、光の影響でホタルの点滅が止まることもあった。
      出現期間中(約二週間)街灯の一部(2カ所ほど)を消す、もしくは光量を落とすような努力もあっていいのではないだろうか。(太宰府市へ提言したい)
      小川周辺の草刈りはとても良いが、一部刈りすぎな気もする場所があった。

※なお、ホタルの観測地点については、環境保全の観点から公表はしません。なにとぞご了承ください。